カネダのあゆみ
HOME > カネダのあゆみ > 草創・創業期

草創・創業期

創業者 金田つる カネダ株式会社は、平成17年(西暦2005年)に100周年を迎えました。
 「カネダ」の歴史を辿ってみますと、明治3年(1870年)に開業した油の販売と両替商を兼ねる「升定(マスサダ)油店」の店主の長女金田つるが、明治38年(1905年)に野呂由蔵と養子縁組して「升定油店」から分店独立し、今の東京都台東区浅草橋に「升由(マスヨシ)油店」の名称で油の販売並びに両替商を始めたのが「カネダ」の創業であります。

金田由蔵 本店の「升定油店」は、東京浅草の雷門・浅草寺に向かって江戸通りを浅草橋を渡ってすぐ右の台東区柳橋(当時は浅草茅町)に店を構えておりましたが、江戸通りには当時から雛人形店の「吉徳」、西洋食器や洋傘販売などの有名店が軒を連ね、東京でも指折りの商店街でありました。明治41年(1908年)発行の「新撰東京名所図会・浅草区之部」に「升定油店」が記載されています。また、昭和44年(1969年)に刊行された日本を代表する作家松本清張の明治後期を時代背景として書かれた著作「小説東京帝国大学」の浅草茅町の場面に「升定油店」が登場しています。

 「升定油店」は大正6年(1917年)に閉店し、分店の「升由油店」がその営業全てを継承しましたので、「カネダ」は「升定油店」の草創から数えて151周年になり、金田展明社長は6代目の社長です。