事業紹介
ホーム > 事業紹介 > 電子包装・物流資材/樹脂・樹脂原料 > 生分解性促進添加剤 プラバイオ
食健美環境

生分解性促進添加剤 プラバイオ

プラバイオとは

いつもプラスチックに僅かな量を添加することで生分解性機能を付与する事が出来る為、使用後最終埋立処分されるプラスチック製品に最適な「生分解性促進添加剤」です。

プラバイオの原理

STEP1

プラバイオを添加したプラスチックに微生物が誘引

STEP2

誘引された微生物がコロニーを生成

STEP3

微生物から排出された酵素がプラスチックに付着し、 高分子鎖体を分解していきます。

プラバイオはプラスチック製品全般に使用することが出来ます。食品容器、化粧品容器、包装資材から化学繊維に至るまで多岐に渡ります。この適用範囲の広がりは世界中で注目されています。

プラバイオの見た目

特徴

  1. 僅か1~3%/wtを添加するだけで低コストでエコマテリアルにする事が出来ます。
  2. 添加量が少量の為、物性への影響を少なく成形する事が出来ます。
  3. 既存の設備で条件を変える事なく成形する事が出来ます。
  4. 食品包装材を含めた幅広い用途に利用頂く事が出来ます。
  5. 微生物が活性な環境下以外では生分解を殆ど促進する事なく物性も劣化しません。
  6. 酸化型生分解性プラスチックとは異なり最終的にマイクロプラスチックは残りません。
プラバイオは低コスト✕非酸化型✕製造工程変更不要

対象材料

PP、PE、PS、PET、ABS、PVC、PC、SAN、TPU、ゴム、エラストマー、その他
注)プラバイオの技術資料及びSDS等の開示にはNDA締結が必要になります。

推奨用途

使用後、最終埋立処分が想定されるプラスチック製品全般
食品包装資材・化粧品容器・アパレル製品(不織布・繊維)・家電・自動車部品・その他

その他

  • 食品衛生法ポジティブリスト掲載物質のみで構成
  • REACH規制(1907/2006/EC)に適合
  • EU包装廃棄物指令、食品と接するプラスチック素材及び製品に関する規則(EU 10/2011)に適合
  • 米国製造
  • FDA GRAS認証取得済(FDAの試験規格 21 CFR 177.1630 / CFR 177.1520にて認証)

製品ラインナップ

  品名 形状 対象材
No.201 ペレット 汎用(PP、PE、PS、PET、PC、ABS、SAN、TPU、TPE、他)
No.202 ペレット PET(透明)※熱成形、押出成形
No.203 ペレット PET(透明)※ストレッチブロー成形
プラバイオ 他社製品との生分解性比較

プラバイオの役割

プラバイオ添加品を微生物が活性な環境に置かれた場合、プラスチックの親水性を向上させると同時に プラスチックの表面に形成されるバイオフィルムの形成速度を上げ、600種以上の微生物を誘引し、クオラムセンシングの生成される速度を上げます。埋立地やコンポストにおける生分解性の促進に非常に有効であり、また土壌や海洋環境下においても生分解性が促進されます。

※ バイオフィルム:微生物が固層表面に形成した集合体のこと。

※ クオラムセンシング:バクテリアが定足数に達するまでじわじわと増殖し、いったん定足数を超えると一斉に毒素の放出などを開始するシステムのこと。

EVA form 925日間 生分解性試験データ(ASTM D5511-12)

プラバイオは生分解性能を試験する各種規格において有効性を確認しています
お問い合わせはこちら! 産業マテリアル部 03-5200-1325